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こんにちは。
一般社団法人Webコピーライティング協会代表理事の栃本常善です。
今回は「コピーライターが単価を上げるには?」という話をいたします。
コピーライターが単価を上げたいということをよく相談されますし、コピーライターとしても単価を上げていきたいというニーズは、やはり非常に多いと考えています。
特にこちらをご覧になっている方は、低単価の仕事をバリバリこなして、たくさんさばいて稼いでいらっしゃる方が多いでしょう。やはり単価が低いと、当然ながら収入もそんなに高くなりません。ビジネスとはシンプルで、顧客数×単価×利用回数の3つの数字で成り立っています。
そこで1人でやっているコピーライターになった時に、そんなに顧客数を増やせるかと言いますと、できませんよね。たぶん、20件、30件となると、さばけないと思います。という事は、顧客数を増やす事より、まず単価を上げるという事になりますよね。単価を上げないことには、収入は上がりません。
逆に言いますと、月50万稼ぎたいという目標があるなら、1件25万の単価、もしくは月50万、1件50万の単価を取ってしまえば、もうそれだけで売り上げがたってしまいますよね。ですので、いかに単価の高い仕事ができるかというところを意識していただきたいんです。
月50万稼ぎたいと言っているのに単価1万円の仕事の場合は、それを50件やらなければいけませので、気が遠くなってしまいますよね。もっと顧客を増やさなければいけない、もっとたくさん仕事をしなければいけないという呪縛に陥ってしまうので、なかなか収入は伸びません。
であるからこそ、顧客数などではなく、単価をいかに上げていくか、単価の高い仕事をするかということに、フォーカスをしていただきたいのです。
では、どうしたら単価上がるのかという話をいたします。答えはシンプルで、顧客が求めているものや、顧客が目指していきたいものに向かって、商品・パッケージなどを作っていくことです。
具体的には、Webサイトを作るという時に、必ずお客様から取材をして原稿を作り、ライティングして、Webサイトに載せていきます。そのWebサイトに使う原稿ですが、それを紙にするとどうなるかと言いますと、たとえば小冊子やパンフレットというカタチにすることもできます。同じ原稿をWebにするのか、紙にするのかという違いで、要は一緒にできますよね。
そうしますと、Webサイトを作るほかに、無料相談や、資料請求のようなカタチにして、請求した人に対して小冊子やパンフレットを渡すということもできます。
顧客にそういったツールが必要ですかと聞きますと、欲しい人や、パンフレットを持っているけどこの機会に作り直したいという人もいます。そこのニーズをちゃんと汲み取って上げて、「Webサイトを作る時に、一緒にパンフレットや小冊子などを作ってみませんか?」という話をしますと、だいたい興味を持ってくれますし、「それなら一緒にやりたい」と、Webサイトと一緒にパンフレットや小冊子制作を受注することは結構あります。これが結局、お客様が求めているものを売るということです。
たとえば、スーパーのワイン売り場に行きますと、一緒にチーズやサラミが並んでいますよね。そのワインのツマミになるようなものを一緒に売っているわけです。それらが、お客様が「あっ欲しい欲しい」と思うものかどうかが大切です。
ワインを飲みたいというよりは、ワインを飲んでちょっとリラックスしたいとか、晩酌したいとか、そういうニーズはありますので、そこにはツマミが絶対必要で、ではワインに合うツマミは何かと言いますと、チーズやサラミになってくるわけです。それを一緒に売ってあげればいいという話ですし、それが単価を上げるポイントだったりします。
ですから、お客様がどんなことを求めているかを考え、それを代わりにやってあげるということですね。
どうしても一般的なライター、コピーライターは、自分がやれることをすぐに提供してしまうのですが、そうではなく、お客様が「やって欲しい」、「一緒にやってくれたらいいな」、「まさかできるとは思ってないけど、こんなこともできたらいいな」と考えている事を、こちらからきちんと先読みして提案をすることによって、「じゃあついでだから一緒にやろう」と二つ返事で仕事がもらえたり、単価が上がるという仕事ができたりします。
という訳で、コピーライターの人たちは単価を上げる際に、まずガッと上げるのではなくて、お客様が求めているものを一緒に提供してあげるという観点で上げて、仕事をしていただければと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。
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